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私の"生き甲斐"は「ツルマルボーイ」!馬の管理方法や魅力を発信するインストラクター兼YouTuber by ツルマル様のシモベ


「withuma.」vol.81 ツルマル様のシモベ


Profile

お名前:ツルマル様のシモベ

居住地:埼玉県

年齢:34歳

 

第81回は、駿ホースクラブのインストラクター兼YouTuberの、ツルマル様のシモベさんです。

いったいどのような「withuma.」を送っていらっしゃるのでしょうか?

 


ツルマル様のシモベさんの「withuma.」


写真:本人提供


駿ホースクラブのインストラクター兼、馬の管理方法や魅力を発信するYouTuberとして活動しています。


もともと背が小さく、ジョッキーになりたくて馬の世界に入りましたが、馬と関わっていく中で、競馬よりも乗馬や引退競走馬のセカンドキャリアに魅力を感じ、2007年に駿ホースクラブに入社。

そして、YouTubeを通じて馬の魅力を伝えることが出来れば・・・と思い、2021年より活動を開始しました。


乗馬クラブのスタッフとしては、馬が幸せに過ごせるように働く事を心がけています。

Youtubeでは、馬が幸せに最期まで過ごせるように、飼養管理や馬の魅力を皆様に伝えるために動画づくりをしており、チャンネル登録者10万人を目標にしています。

 

一口に「馬に乗る仕事」といっても、騎手だけでなく、厩舎で攻め馬を行うスタッフや、育成牧場の乗り役、馬術選手、乗馬クラブのインストラクターなど様々ありますよね。

また、競走馬や引退馬、乗用馬では馬の属性も異なりますから、持ち合わせている魅力にも違いがあると思います。

馬の業界に進む若い世代の方も、職業選択の際にはいろいろな属性の馬に関わってみることが大切かもしれませんね。


現在、ツルマル様のシモベさんのYouTubeは、3.6万人(2024年3月11日時点)の登録者がおり、10万人を目指しておられるとのこと。

ほぼ毎日更新で、とても見ごたえのある内容ですので、気になる方はぜひ覗いてみてください!


YouTubeチャンネルはこちら↓

 

ツルマル様のシモベさんの「Loveuma.」



写真:本人提供


力が強くて、優しくて、忖度をせずに人に接してくれる。

そんなところが魅力です。


自分に持ってないものをすべて持っているのが馬でした。

私自身、背が小さくて、非力で、うるさい人間だったのですが、馬は物静かで、力強く、優しい。

忖度なしで愛情を注げば注ぐほど、人にも返してくれます。


写真:本人提供


お気に入りの馬はたくさん居ますが…やはりツルマルボーイ様です。

2015年に当クラブにやってきて、今年で9年の付き合いになります。


最初は人見知りでエサも残すような馬で、人に対しても「俺様のほうが上!」というタイプだったツルマルボーイ様ですが、関われば関わるほど、実は繊細で寂しがりやな馬だということが判明。

人のことをよく覚えており、毎日厩舎に行くと鳴いて呼んでくれるほどに。

今では、甘えん坊の嫉妬深いおじいちゃん馬になりました(笑)

彼は私にとっての「生き甲斐」です。

 

ツルマル様のシモベさんと馬は対照的な存在であったのですね。

心からの愛情を注ぐと、ちゃんとお返ししてくれるところは馬の大きな魅力であると私も感じます!


「シモベ」と自称されるだけあって、やはりツルマルボーイがお気に入りの馬なのですね!

自分の内面とは正反対の態度を取ってしまうところは、何か人にも通ずるものを感じます。

鳴いて呼んでくれるなんて、怒涛の追い込みでG1を制した競走馬としてのイメージからは想像できない、とっても可愛らしい一面ですね!


ツルマルボーイは以前、同じく「Loveuma.」で連載中の『引退馬コレクション』にて、ご紹介させていただきました。

ぜひそちらもお読みください!


ツルマルボーイ|'04 安田記念を制した豪脚の持ち主は、独占欲強めで嫉妬もしちゃう、個性豊かなタレント馬に!

 

引退馬問題について


写真:本人提供


乗馬クラブとして引退馬には縁があり、私もクラブに来た引退馬を管理しております。


引退馬問題についてですが、とにかく馬を管理するのにはお金がかかります。

エサ代や装蹄費、その他怪我した時の治療費やワクチン代などなど。

ですから、引退した競走馬に対して支援が必要です。


また、場所と人手も、正直足りてません。

そういったところも喫緊の課題であると感じています。

 

支援にも様々な形があるかと思いますが、やはり馬の飼養管理とは切っても切れない金銭面の課題。

これは、場所と人にも通じる事だと思いますが、引退馬を想う人たちからの金銭的支援だけでなく、JRAやNAR等、競馬主催者からの補助金なども更に拡充されると、養う人にも、養われる馬にも適切な飼養管理が可能となり、より多くの馬が幸せな余生を送ることが出来ると、個人的には考えています。

 

 

今回は、駿ホースクラブのインストラクター兼YouTuberの、ツルマル様のシモベさんの「withuma.」を伺いました!

隔週月曜更新してまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!


 

「withuma.」では、馬にまつわる活動や、その思いについて発信していただける方を募集しております。


リモート取材は一切なく、専用フォームからアンケートにお答えいただくと、その内容が記事になります。


今後も「withuma.」を通して、引退馬問題前進の一助となれるよう、微力ながら馬事産業・文化に携わる人を発信していきますので、是非皆さまからのご応募をお待ちしております!


▼詳細は下記バナーをクリック!


 


 

協力:ツルマル様のシモベさん 取材・文:片川 晴喜 編集:椎葉 権成 著作:Creem Pan

 


1件のコメント


あっ、きんちゃんたちの写真もある❣️

嬉しいです~🥰🎵


>馬が幸せに過ごせるように働く事を心がけています。


シモベさんと触れ合っているとき、お馬たちは本当に心をゆるして幸せそうな顔をしているのが印象的。ただ心地よさそうな表情というだけでなく、「このひとボク/ワタシのこと、わかってくれてる」という安心感みたいなものが伝わってきます。

シモベさんは天性の「ホース・ウィスパラー」なんですね、きっと。


>自分に持ってないものをすべて持っているのが馬でした。


これは、ちょっと違うかも?

人は自分の中に全く存在しないものに共感することはできないと思うのです。

だから、強さも優しさも、誰かを忖度抜きで愛する力も、静かに深く思いやる心のゆとりも、シモベさんの内側に元々あって、それを引き出して目に見えるように具現化してくれているのが「馬」という存在なんじゃないかと思います。


「馬は鏡」って言いますよね。

シモベさんの一番本質的な部分を映し出しているはずです。🪞💕

本当にいじましくて非力でうるさいだけの人間だったら、つき合う馬の方もコセコセして過敏な反応ばかり示すようになるでしょう。


引退馬支援において「人・場所・お金」の確保は永遠の課題ですね。ただ、それらが三つとも不足している状況を慢性化させてはいけないと思います。

JRAとNARに期待したいのは「人」への投資。何はともあれ「馬好き」人口を増やさなくてはならない。

競馬ファンだけでなく乗馬ファンも増やすことで、将来、馬がいる日常を特別視しない「普通に馬の世話ができる」子どもや大人が育つのではないかと期待しています。


何かに持続的な愛着を持つためには臨界期があって、ある年齢までに犬に親しんだ子どもは大人になってもたいてい犬好きです。

日本全国の子どもが、費用を気にすることなく学校やクラブで気軽に乗馬を楽しめる環境が整えば、馬と仲良くできる子が増えてさまざまな馬事分野で活躍する人材の育成にもなるし、乗馬施設の経営安定にもつながるのではないかと考えています。🤔(🧒🏻➕🐴=🫶)

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