【今宵は猫祭り‼🐈🎉】メトと福豆の関係性も進展☺ドキドキ、ネコパンチの初削蹄🐴🫣
北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。
そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、
馬ときどき猫な日々を綴ります。
今回は猫の話題を中心にお届けする。
室内で暮らす黒猫の福豆(ふくちゃん)がノーザンレイクの家族となって4か月強が経過した。チビはすぐに母親のように面倒を見始めたが、メトはふくちゃんをなかなか認めなかった。家に戻ってきても、唸ったりシャーッとしたりしてすぐに外に出ていく。仲の良かったチビにも八つ当たりをする始末。メトが家にいる間はチビとふくちゃんには隣の部屋にいてもらうなどいくつか対策を講じてみても、一向に改善が見られなかった。メトは夜、休憩室で寝てた。寒くなってきても、休憩室で頑張って寝ていた。厳寒期になっても家で寝てくれなかったらどうしようか。そう川越と心配していたのだが、気がつくと家で過ごす時間が長くなっていた。
昨年9月、初対面ふくちゃんを威嚇するメト
チビとふくちゃんはすぐに仲良くなった
帰宅拒否して休憩室で眠るメト
ふくちゃんはメトが好きらしく、メトが家に帰ってくるたびに近寄っては匂いを嗅いだり、ついて歩いたりした。そのたびに唸られ猫パンチを食らうこともあった。それでもふくちゃんは、まるでひるまない。ふくちゃんの行動はさらにエスカレートしてご飯を食べるメトのそばに座って観察してみたり、横から抱きついたり。そのたびにメトは激しく威嚇していたので見ていてハラハラしたが、メトも加減をしているようだった。
怒られても威嚇されてもめげずにメトにつきまとうふくちゃん
そして前述したように、気がつけばメトは家にいる時間が長くなり、ふくちゃんがそばに来ても怒らなくなった。機嫌の良い時には、ふくちゃんの頭や顔を舐めている。メトが夜に家で寝るようになったのは、最低気温がマイナス7~10度くらいになる日が増えてきた頃と重なってもいる。つまり寒い休憩室で冬場に寝るのはさすがに無理と感じて家での滞在時間が延びたのではないかと睨んでいる。あとは何度威嚇しても懲りずに"つきまとう"ふくちゃんに根負けしたのもあるだろうが、ともあれ家の中が平和になってホッとしている。
メトが根負けしたの、今ではこんな感じになった
一方、馬の方の猫(ネコパンチ)はノーザンレイクの仲間になって1か月強が経過した。12月25日には歯が尖ってきていたので獣医師に整歯を施してもらった。「ネコパンチはカケスですね」と獣医師。カケスとは、人間でいう出っ歯のことで、言われてみれば前歯が出ている。噛み合わせ的に食べづらそうにも見えるが、食い意地張ってるなぁと、思わず口をついて出てしまうほど、ネコパンチは食欲旺盛なのだ。
整歯中のネコパンチ
そして1月23日には、ノーザンレイクに来て初めての削蹄だった。馬と対するとちょっとテンション上がり気味になるドットさん(メイショウドトウ)とネコパンチの鼻先が近づかないよう、私がドトウの引き手を持って抑えていたが、ネコパンチは終始落ち着いていて、何の問題もなく無事終了した。
削蹄中のネコをじっと見るドットさん
環境にすぐ慣れて、昔からこの牧場にいるかのように振る舞ってはいたが、ルーティンの1つである削蹄を終え、ネコパンチが本当に仲間になったのだなぁと実感したのだった。
おまけ
冬の風物詩 白湯飲みドットさん
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【ご寄付について】
ノーザンレイクでは運営資金のご寄付を受け付けております。
寄付口座開設の経緯につきましては、以下の記事をご確認ください。 https://www.loveuma.jp/post/nld_221004
協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会
文:佐々木 祥恵
編集:片川 晴喜
著作:Creem Pan
ふくちゃん、えらいなあ。。。怒られてもハタかれてもめげないその粘り。気に入ったもの(メトさん)は絶対あきらめないんだ。
ストーカーと呼ばれても仕方がない振る舞いですが、これこそ偉大なハンターとしての才能の萌芽かもしれません。興味を持った対象つまり「獲物」への持続的な強い執着を示唆する行動ですから。
それに、きっと先にチビたんが優しく受け入れてくれたから、自信がついたんだね。
「あたちみたいな良い子が嫌われるわけがナイ❗️🐈⬛🎀」という信念を持って、根気よくアタックした甲斐があったというものです。😊👍
凍えながら帰宅してモフモフの猫団子を見るとなぜかホッとします。今はまだ寒さが厳しいけれど、「春遠からじ」のサインをもらったみたいで。
仲良くなったノーザンレイクの3匹も、そのうちみんなでくっつき合って昼寝しているかもしれませんね。☺️