元気の有り余るメイショウドトウからの"遊んでサイン"💪🐴どんなジェスチャーかご存知ですか❓
北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。
そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、
馬ときどき猫な日々を綴ります。
ドットさん(メイショウドトウ)が、私に向かって首(顔?)をグルッと回して遊ぼうと誘うような仕草をしたことがあった。ちょうど動画を撮影していたのでSNSに投稿したところ、「馬に『遊ぼう』と誘われて人の力でどう遊んであげるのか」というリプがついた。
真っ直ぐ歩いて来てグルン
馬という大動物と放牧地やパドックなど、ある程度広さのある場所で遊ぶのは危険が伴う可能性もあると思う。以前取材者が撮影しやすいよう、人参を持って放牧地に入った際に、タイキシャトルに追いかけ回されて怖い思いをしたことがあるから、余計そう感じる。多分シャトルは遊びのつもりだったのだろうが、あの時のシャトルのトリッキーな動きを思い出すたびに冷や汗が出る。
ちょうど1年前のシャトル。人参がなければ激しく追いかけられることはない
以前も書いたが、ドットさんは最近元気が有り余っている風で、甘噛みの仕方も力強さが増している。シャトルの例もあるし、ドットさんからの誘いには乗らずに柵の外から静観をした。
首をグルッと回す仕草を遊びの誘いと判断した理由は、キリシマノホシが茨城時代に同じような動きを頻繁にしていたからだ。私はその仕草が何を意味しているのか、初めはわからなかった。だがよく観察してみると、その動きをした後にこちらにやって来てちょっかいを出したり、目の前で立ち上がって川越や私をからかってみたりしていたので、これは遊ぼうのサインなのではないかと考えるようになった。(他の意味があるようなら、教えていただけると幸いです)
ハエを追い払うのに細かく頭を振っているのでわかりづらいが、私にあそんでほしいと首を回している
キリシマノホシと川越と私は、茨城時代から濃密な時間を過ごしてきた。キリシマは怒りっぽく、私たちにもすぐに耳を絞ったりもする。だが他の人への態度と私たちへの態度ははっきり違っており、そんな時はキリシマが2人を信頼してくれていることが伝わってきた。お互い仕事の合間を縫って毎日キリシマと過ごす時間を作り、その積み重ねがやがて信頼関係へと繋がり、放牧地(茨城時代は狭かったが)や馬場で、馬と人が走り回って遊ぶことができたのだと思っている。
茨城時代、2020年6月。馬場で私たちと走り回る最後の動画。翌月には新冠へ。
そんなある日、馬場でキリシマと走っていた最中に、川越が肉離れを起こした。以来、キリシマと遊ぶ前には準備運動をするようになったのたが、寄る年波を感じるようになった川越は、いつまでも自分はキリシマの遊び相手はできないし、馬の友達が必要だと考えるようになった。それなら広い放牧地で馬の友達と一緒に過ごさせたい。その思いがノーザンレイクになったわけだが、川越の思惑通り、今ではキリシマは人間に遊ぼうと仕掛けることなく、3頭の仲間たちに威張ったり、一緒に駆け回ったりしながら、のびのびと過ごしている。
話が脱線したり、以前のダイアリーと内容が重複したりしてしまったが、私が認識する馬との遊びは、キリシマで体験したようなかなり体力を使うものだ。(危険も伴うこともあるので、簡単にはオススメはできないが)
キリシマと遊びはじめの頃はこんな失敗も。幸い馬も人も怪我はなかった
下僕の芦毛ちゃんとグルーミングをするキリシマ 人と遊ぶことはなくなった
皆さんの疑問の解消になったかはわからないが、これからもSNSに寄せられたリプライなどをテーマにする機会を作るので今後ともお読みいただければと思う。
ノーザンレイクダイアリー1周年記念✨
みんなで作る"メトダイアリーグッズ"
2023年の6月7日で、ノーザンレイクダイアリー連載開始から1周年!
記念すべき日をお祝いするべく、オリジナルグッズの発売を予定しております。
今回はノーザンレイクの看板猫であるメトにフォーカスしました。
何気ない日常を切り取った写真を集めた、「メトダイアリー」デザインを制作するにあたって、ユーザー参加型の企画を実施いたします。
題して、「みんなで作る”メトダイアリーグッズ"」!
ノーザンレイクダイアリーを執筆していただいている佐々木 祥恵さんにご推薦いただいた3枚と、ユーザーみなさんが投票で選んでいただいた7枚の、合計10枚の写真がグッズデザインに入ります。
▲デザインはサンプルです
アンケートに回答するだけでグッズ当選のチャンス!
アンケートに回答してくださった方の中から抽選で、計3名様にグッズが当たるプレゼント企画を開催いたします!
選べるグッズは3種類。5分程度で回答できる内容ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
メトダイアリー アクリルキーホルダー by NLD(1名)
メトダイアリー ステッカー by NLD(1名)
メトダイアリー トートバッグ by NLD(1名)
※各デザインは発売までにブラッシュアップする可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
応募手順について
すでにLoveuma.公式LINEを友達登録していただいている方
リッチメニューのリンクからアンケートにご参加ください。
まだLoveuma.公式LINEを友達登録していない方
手順は簡単2ステップ。
Loveuma.公式LINEを友達追加してください
登録時に送られてくるアンケートにご参加ください
※応募順は抽選に影響いたしません
これだけであなたにも当選のチャンス!
数に限りがございますので、ぜひお早めのご参加をよろしくお願いします。
期限:2023年6月6日(火) 23:59まで
Loveuma.のオフィシャルグッズを販売するオンラインショップをオープンしています。
ノーザンレイクダイアリーでお馴染みの、メトと芦毛ちゃんをモチーフにしたデザインのグッズに加え、アイヌ文様をモチーフにした新たなデザインのグッズも展開中!
【ご寄付について】
ノーザンレイクでは運営資金のご寄付を受け付けております。
ご寄付につきましては、定期的に収支報告を致します。
馬と人が快適に過ごせる牧場を目指していきますので、今後ともよろしくお願い致します。
また口座振込でご寄付いただきました方々にお礼のメールを差し上げたいと思っております。
可能であれば、寄付された旨を下記アドレスまでお知らせいただけますと幸いです。
寄付口座
苫小牧信用金庫
新冠支店
普通 1510035
川越 靖幸(カワゴエ ヤスユキ)
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協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会
文:佐々木 祥恵
編集:片川 晴喜
著作:Creem Pan
人に向かって首を振るときは、必ず何か言っていますよね。AERUのスズカさんとか。
我々なら手の仕草を交えて表現するところを首振りで代替しているような。(「こっち来て!」「それちょうだい!」「オレはやるぜ!」「イェイ!」等々)
ドトウの場合、体育会系の挨拶(「うす!」🥋)みたいにも見える。中の人を試そうとしたのか、軽く稽古をつけてみたいのかもしれません。力関係をハッキリさせるために。
>キリシマと遊ぶ前には準備運動をするようになったのだが、寄る年波を感じるようになった川越は
いや、それはないでしょ!(「準備運動」....🤣)
馬の気がすむまで駆け回って遊ぼうと思うと、年波にかかわらず人の力ではなかなか及ばぬものです。
気の合う者同士で広い場所に放牧するのが一番だとは思いますが、中には持久力のある脚の短すぎない馬慣れした犬に駆けっこにつきあってもらって、それで満足する仔もいます。(☜ 昔、ダルメシアンと馬を一緒に飼った理由)
2023年度Loveuma. Cup優勝馬のスペさんとパートナーのアビィさんのように、肉離れのリスクを最小に抑えて楽しく遊ぶカップルもあります。
要は「仲間と一緒に何かして盛り上がりたい」というお馬の欲求を満たしてあげればいいわけで、日頃の信頼関係を固めておけば、遊び方はいろいろあると思います。
ルンルン♪で跳ね回り、パドックの向こうからいなないたキリちゃんは、明らかに「呼びかけて」いる。
「ここにいるよ!」「あなた、友達?」「もっと遊ぶ?」などの確認ですね、きっと。
ここで人が陽気にいななき返してあげたら嬉しいかもしれません。👋😊 🐴❣️