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スポーツ報知からのスペシャルオファーでタイキシャトルとメトが表紙デビュー⁉︎


 

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

 


何とシャトじいじ(タイキシャトル)とメトが、スポーツ報知の競馬カレンダーの表紙を飾った。タイキシャトルをカレンダーの表紙にするにあたり、メトが一緒に写っている写真を使用したい旨、連絡は受けていた。だが出来上がったカレンダーを目の前にして、月並みだが感動したし嬉しかった。使われたのはスポーツ報知の坂本記者が取材に訪れた8月8日撮影のものだから、シャトルが天に召さる9日前だ。メトは気まぐれで見学者が来ても寝ていて姿を見せないこともあれば、人が来た!とばかりに張り切って登場する場合もある。坂本記者に興味を抱いたのか、メトは姿を現した。しかもシャトルを撮影しているそばにやって来てあのゴロンのポーズ…。自分の役目を完全にわかっている。我が猫ながらあっぱれだ。メトだけではない。シャトルもメトのゴロンを見守る優しいじいじの目になっていた。時として動物たちは人間の思惑を超えたリアクションをする。動物たちには本当に敵わないと、カレンダーの中のシャトルとメトを眺めながら改めて思った。

メトを優しく見守る在りし日のシャトじいじ


カレンダー発売の詳細


シャトじいじ&メト、こんな場面もありました(2021年10月10日)


Loveuma.とノーザンレイクとのコラボグッズも売れ行好調と伝え聞いた。こちらは芦毛ちゃんにちょこんと乗るメトのデザイン。以前にも書いたが、メトはメイショウドトウだけではなく芦毛ちゃんにも実際乗ったことがあるし、この1頭と1匹はノーザンレイク開場当時からの仲間でもある。だからLoveuma.さんでこのコンビのデザインで商品化してくれたのは、こちらとしても喜ばしいことでもあった。購入した方が手元に届いたグッズの写真をtweetしてくれたりして、それもまた嬉しい限りだ。


今後ノーザンレイク自体では、年内にラインスタンプを発売予定だ。楽しみにしていてほしい。


芦毛ちゃんに乗ったメト


さて前回はタッチデュールとキリシマノホシの脚元のトラブルについての報告だったが、2頭とも歩様が良くなって以前とほぼ変わらなくなっているので、皆様ご安心を。


馬たちの状態は良化しているのだが、人間側にも問題が起きた。アクシデントが発生したのは4日(日)、女子チームの収牧時だった。気がついたら私は地面に転がっていて、立ち上がったのは何となく覚えている。日によって収牧時の出入口付近の馬たちの状況はまちまちだ。その日は恐らく出入口付近にごちゃごちゃと女子たちがいたのだろう。川越が言うにはデュールがキリシマの後方を歩いてこようとしていて、それを蹴る仕草で威嚇したらしい。その時近くにいた私がキリシマの動きに対応できなくて、接触をしたようなのだ。「らしい」とか「ようなのだ」とか表現が曖昧なのは、その前後の記憶が見事に飛んでいるからだ。頭は打っていないのだが、接触の衝撃が大きかったせいか覚えていない。茨城時代も何かに興奮したキリシマにぶつかったことがあるのだが、その時も頭は打っていないのに前後の記憶が飛んだという経験がある。


4日は風が強かった。馬は風が強いと興奮気味になりがちなので、ドトウと同じタイミング(12時頃)で私は収牧したかったのだが、川越は14時に入れるという。キリシマと接触したのは強風のせいではなかったのかもしれないが「だから風が強い日は早く入れたかったんだよ」と川越に悪態をついた記憶が何となくある。ただ怖くて本人に確認していないので、その記憶が正しいのかはいまだわからない。


はっきり記憶に残っているのは、厩舎裏の自宅に戻って転んで泥まみれになった上着を玄関で脱ぎ捨て布団に横になったこと。後から聞くとキリシマとタッチノネガイは川越が1頭ずつ曳いて厩舎に戻り、その後タッチデュールは私が曳いて収牧したとのこと。デュールを曳いた記憶がまるでなかったので、これには驚いた。馬による事故は人間側の不注意がほとんどなのだが、一瞬の出来事だったため川越も明確には状況を把握しておらず、何より自分が覚えていないので反省点がどこなのかわからない。ともかく今後は、もっと注意深く馬と接しようと肝に命じた。

転んだ時に着用していた汚れたジャンパー、帽子、ズボン


接触したその日は、ムチ打ちっぽい症状と右半身(特に太ももから下)の打撲の痛みがあって、夜飼いも行かずに寝ていた。恐らく私の右足とキリシマがぶつかり、転んだ時にムチ打ちのような感じになったのかもしれない。体調不良の中でも食欲だけはあったので、川越が気を遣って買ってきてくれたイオンのお寿司はきれいに平らげた…。


そんなこともあり、前回のノーザンレイクダイアリーは締切を過ぎてから慌てて執筆する羽目となった。体調は数日すっきりしなかったが、徐々に元に戻りつつある。馬の仕事は、4日から6日まで夜飼いは自重したが、馬の出し入れや手入れなどは休まず行った。年末に向けてやり残しもたくさんあるので、一層体調回復に努めるつもりだ。

(つづく)

 

Loveuma.のオフィシャルグッズを販売するオンラインショップをオープンしています。

ノーザンレイクダイアリーでお馴染みの、メトと芦毛ちゃんをモチーフにしたデザインのグッズも販売中!



梱包・配送・原価設定は全てSUZURIが行っており、全商品共通で1アイテムの購入につき1,000円の収益が発生いたします。Loveuma.は、その収益の100%を、引退馬支援に活用させていただきます。(詳細は各アイテムの概要欄をご確認ください)


身につけることで、周囲の人に引退馬問題について知ってもらえるキッカケが生まれるかも…?


より多くの方が気軽に参加できる、グッズの購買による『引退馬支援』というカタチをLoveuma.にて展開していきます。デザインはこれからも追加されていくので、お楽しみに!



 


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馬と人が快適に過ごせる牧場を目指していきますので、今後ともよろしくお願い致します。


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可能であれば、寄付された旨を下記アドレスまでお知らせいただけますと幸いです。



寄付口座

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新冠支店

普通 1510035

川越 靖幸(カワゴエ ヤスユキ)


 

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協力:ノーザンレイク・認定NPO法人 引退馬協会

文:佐々木 祥恵

編集:平林 健一

著作:Creem Pan

 


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4 kommenttia


なっちょ
13. jouluk. 2022

「ハプニング」で和める系かと思ったらガチのハプニングじゃないですかー。

とはいえ人より大きな動物を取り扱っている上にトラブルはつきものですからね…。

ご自愛くださいませ。


P.S.

報知競馬さんの2023年カレンダー届き、早速飾っております。

シャトじいじとメトさんの対比がいい味出してますなぁ😀

Tykkää
HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
14. jouluk. 2022
Vastataan

馬も猫も2色型色覚でオレンジ色が緑に見えるそうですね。

シャトルとメトさんはお互いのことを「ちょっと地味なグリーン系のヤツ」と見なしていた可能性があります。

ちょうどピントが合うぐらいの絶妙な距離にゴロンと寝転んでくれたメトさんや、場所もあろうにボロミの真ん中に鎮座するメトさんに対して、明らかな好奇心を表わすシャトル。

枯草色と白のホンワリした塊が、今度は何をするのか、次はどっちへ動くのか、いつも興味津々で見守っていたんじゃないかと思います。

                        🐈 ←ーーーー 👀🐴💕


Tykkää

HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
13. jouluk. 2022

佐々木さんのことがとにかく心配です。

「自分が倒れてはいけない」と気を張っているときは、自覚のない疲れが溜まっていることが多い。体を常に暖めて、十分に睡眠をとってくださいね。

厳冬期は買い出しに行くのも億劫な日があると思いますので、何か支援物資が必要ならご遠慮なくお申し付けください。レトルトなどの保存食品、ポケットカイロ、電気毛布、キャットフード、猫のトイレ砂やデオシートなどなど、ご迷惑でなければ送らせていただくこともできます。(メトチビ御用達のブランドをお知らせください)

川越さんと佐々木さんのご健康あってこそのノーザンレイクです。

お二人とも、くれぐれもご自愛ください。🙏🏻


Tykkää

Vieras
13. jouluk. 2022

お身体だけはお大事にして下さいね🙏

Tykkää
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