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飼い猫メトは牧場の小悪魔😺メイショウドトウも手玉に🐴💦


 

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

 

前回5頭の馬たちの性格などを紹介したところ、Xで4匹の猫(ネコパンチも猫枠で再度紹介するかもしれません)と2人の人間の性格についてのリクエストを頂戴したので、ノーザンレイクでのエピソードを交えながらお伝えしたい。


まずはメトから。


とにかく人見知りを全くしない。誰にでもフレンドリーだが、主導権は常にメトにある。人の都合お構いなしに背中に飛び乗ったり、膝の上に座ったり背中や膝に乗る。休憩室の座椅子に川越が座っていると仕草でどくように要求し、独占する。軽トラの座席も占領ともはや無敵でやりたい放題。見学者や来客があると、休憩室で寝ていても起き上がって戸を自ら開けて出てくる。(冬場は休憩室で、盛夏はD型倉庫などで寝ていて出てこないことも)


ちょっと油断すると肩や背中に乗る
ちょっと油断すると肩や背中に乗る
運転席から助手席に移動 川越のベストの上に座る

 


 

人見知りはしないが、新しい猫には最初は壁を作る。2022年4月にチビが現れた時にも高めの唸り声をあげて寄せ付けないようにしていたが、気がつけば仲良くくっついて寝ていた。


避妊手術を終えたばかりのチビたんと寝るメト
避妊手術を終えたばかりのチビたんと寝るメト

だがふくちゃん(福豆)に対しては時間がかかった。ふくちゃんはメトと仲良くしたくて近づいていくのだが、唸ったりシャーッと言ったりして家に戻ってきてもご飯を食べたらすぐに出ていく。ふくちゃんが仲間入りしたのが2023年の9月でその頃はまだ暖かかったが、冬に向けて段々寒くなっていく。それでもふくちゃんのいる家で寝たくなかったようで、厩舎近くの休憩室で夜を過ごしていた。温かく寝られるよう購入したキャットハウスで丸まって寝ている姿に胸が痛くなったが、メトは頑なに家で寝ようとはしない。ご飯を食べに帰ってくれば相変わらす、ふくちゃんに唸ったりシャーッをしたり、猫パンチを繰り出したりしていた。だがある日を境にメトの家での滞在時間が長くなり、気がつけば夜、押し入れで眠るようになった。確か2023年の11月下旬か12月に入った頃だったと思う。休憩室が寒くなったのと、怒られても唸られてもめげずにメトにすり寄ったふくちゃんに根負けしたのだろう。


2023年12月 寒さに負けて夜は家で過ごすようになった。ふくちゃんにじゃれつかれても我慢している

今も相変わらすうざ絡みするふくちゃんに迷惑そうにしていたり、取っ組み合いの喧嘩をしたりもするが、そこそこ平和にやっている。


馬には最初から慣れていた。というより、牧場に姿を現した時から自然体だった。馬がいてもひるむわけではなく、厩舎の中を自由に歩き、馬たちが放れているパドックや放牧地の柵に上った。徐々に馬に慣れたというより、はじめも今も馬に対しては接し方はほとんど変わらない感じがする。


2020年9月 我がもの顔で柵の上から女子チームを監視
2020年9月 我がもの顔で柵の上から女子チームを監視

最近女子チームにご執心のメイショウドトウ(認定NPO法人引退馬協会預託馬)だが、メトが放牧地の柵のあたりや馬房のそばに行くと相変わらす鼻面を近づけてメトと戯れようとする。一方メトはと言えば、ちょっと猫吸いをさせてスッと離れたりと小悪魔的な振る舞いで、ドトウを翻弄している。この様子を見ても、やはりメトが主導権を握っているようだ。


ドトウをおびき寄せておいて結局立ち去るメト

馬1頭1頭ともそれぞれにエピソードがあるので、そちらの方も機会を見つけて触れていけたらと思う。

ともかくメトについてはエピソードがたくさんあり過ぎてつい長くなってしまうので、ひとまず今回はお開きに。


メトの城 休憩室の冷蔵庫の上で日を浴びる
メトの城 休憩室の冷蔵庫の上で日を浴びる
 

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協力:ノーザンレイク

   認定NPO法人 引退馬協会

文:佐々木 祥恵

編集:椎葉 権成・近藤 将太

著作:Creem Pan


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