10月31日

陥没した厩舎の屋根...崩壊しそうな倉庫...😇緊急の問題が山積みです😵

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

ある馬の施設の方を電話で取材した。良い環境を求めて引っ越した先は居抜き物件だったこともあり、残置物が多くて修繕箇所も次々出てきたという。話を聞いていると、ノーザンレイクの状況とかなりダブった。

ウチの場合、私たちが借りる前は知る限り2回牧場が替わっている。その2牧場分の長年に渡る残置物が大量過ぎる上、壊すのにこれまた経費がかかりそうなD型倉庫や自宅横の崩れそうな小屋（下手すると家の方に倒れてくると建設関係の人に指摘される）など、問題点は数え上げればきりがない。これまでも少しずつできる片付けを行ってきたが、資金のなさがネックになってすべてを撤去することはいまだかなってはいない。

ガラクタだらけのオンボロD型倉庫

自宅横の崩れそうな小屋

緊急の問題になっているのは、2棟続きの厩舎の使用していない棟の屋根が陥没していること。元々その棟は厩舎の床が盛り上がって割れていたり、屋根のトタンも次々に剥がれて、その下の木製の部分も腐蝕しているので屋根自体の強度もなくなっている。なのでその棟は借りた当初から使用していない。だがいよいよ陥没が酷くなってきて、これから雪が降ってさらに崩れた場合、大きな音に馬が驚いて怪我をする可能性もあるので、雪が降る前にどうにかしたいと建設業の方に見てもらった。

屋根が陥没

陥没屋根の下（厩舎内）

文系の頭では建設業の方の説明をすべて理解できず、うまく表現できないのだが、1箇所を修繕しようとすると建物の構造上なのか修繕の方法なのかわならないが、その1箇所だけやれば良いというものではないらしい。それをやろうとすると、何百万単位のお金がかかるとのこと。

今使用している棟の厩舎も雨漏りが何箇所もあり、10馬房のうち3馬房は使えない。降雨量が増えると廊下にも雨漏りする。雨漏りのせいで建物の腐蝕も進んでいることもあり、来年春あたりに助成金やクラファンを利用して厩舎を敷地内の別の場所に建てたいと計画中だ。なので、陥没した屋根や厩舎の他の部分に何百万単位のお金を投じるのは現実的ではない。とりあえず安心して冬を越せるように応急処置をしたらどうかと建設業者から提案を受け、現在見積書を作成してもらっている。

使用できない馬房の雨漏りの跡

もう1つは、ノーザンレイク入り口から厩舎方面に続く直線道路（私道）の所々が大きく窪んでいること。雨が降るとへこんだ部分が大きな水溜りになる。それこそ何回か応急処置はしてきたのだが、泥炭地で沈みやすくその場限りの処置をしても同じことが何度も繰り返される。見学者の中には土木関係の方もいて、その中の数人に「これはもう応急処置ではなく業者を入れるレベルですよ」とアドバイスされた。こちらも雪が降る前に何とかしたいところだ。