頭を悩ませる無断訪問者の存在…😓牧場見学マナーの啓蒙は急務です🐴
北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。
そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、
馬ときどき猫な日々を綴ります。
様々なことがあったここ数週。まだ続きます。
おがわじゅりさんイラストのネコパンチ&メトのメモ帳とマナイ化粧品とコラボのハンドクリームが発売になった9月29日午後3時半頃。牧場内に車が停車していて車外には若めの女性2人がいた。私が近づき「どちら様でしょうか?」と訪ねると「馬を見ています」的な返答があった。
「ウチは予約制で、無断侵入になりますよ」と伝えた。(咄嗟のことだったので不法侵入という単語が出てこなかった)すると「すみません。今すぐ出ます」と謝って帰っていった。
要予約の見学日
メイショウドトウ(認定NPO法人 引退馬協会 預託馬)を見学中
今後の対策の参考にするためになぜ牧場内に入って来てしまったのかの理由を聞き、牧場見学マナーのパンフレットを渡したかったのだが、収牧間際の慌ただしい時間帯だったのでそれができなかったのが残念だった。
ノーザンレイクは国道から近い割に途中が砂利道で奥地に来た感が半端ない場所だから、ちゃんと調べないと簡単には辿り着けないはずだ。なので彼女たちは、この牧場がノーザンレイクだとわかっていて訪れたのは間違いないだろう。「どちら様ですか?」と尋ねた時の彼女たちの不思議そうな表情と反応から察するに、見学が予約制ということは本当に知らなかったのだと思う。
砂利道を通って門に辿り着く
車で門から入る時も立入禁止看板は目に入りやすいのだが...
ここ数年、今回含めて何度か無断で牧場内に入ってきた人がいた。SNS等で牧場見学マナーについてたびたび発信されてきたが、無断訪問があるたびにその情報が届いていない人がいることを実感する。このあたりが今後の課題のように思う。
牧場の入り口付近
門から入ってすぐの両サイドの放牧地には馬がいないので、馬を見ようとすると、この細い直線の私道をかなり奥に進まなければならない。
わかっていただきたいのは、ノーザンレイクは見学したい方を拒否しているわけではないということだ。私もかつては牧場に憧れ、牧場で好きな馬や有名な馬に会いたくて仕方ない一競馬ファンだった。だから牧場に訪れたいというファンの気持ちはよくわかる。ただ実際牧場を運営してみると、雑多な業務をこなしながら常にファンの方を受け入れるのは難しいことがわかった。現在では見学日を設けて予約制で見学していただいている。
予約の見学日
放牧地のメイショウドトウ(手前)とネコパンチを見学中
見学者の中には、牧場見学マナーがプリントされたオリジナルのサイクリングウェアを着用した方も
見学人数は限られているが、少しでも新冠町の活性化のお役に立てればとも考えている。にいかっぷ観光協会とも連携し、レ•コード館の1階(以前は優駿の塔内)にノーザンレイクオリジナル缶バッジガチャポンを設置したり、にいかっぷキッチン内の「おうちごはん屋」(社会福祉法人新冠ほくと園が運営)でノーザンレイクグッズの一部を販売してもらったりして、地域の産業との繋がりもできた。(おうちごはん屋には販売手数料を支払っている)
レ・コード館入口に移動した缶バッジガチャポンとメイショウドトウの等身大パネル
にいかっぷキッチン内「おうちごはん屋」でもノーザンレイクグッズを販売
今後は少しずつでも地域と繋がり、できる範囲で見学を受け入れ、さらに見学マナーについても伝えていきたいと思っているので、温かく見守っていただければ幸いだ。
見学中に寝て起きたネコパンチ
【🐎ネコパンチ&牧場猫🐈】
日経賞を沸かせた名馬の猫尽くしアイテムを販売中!
ご好評をいただいているLoveuma.オンラインショップに新しいデザインが追加されました!
新デザインは全2パターン、59アイテムを追加しています。
今回のデザインはLoveuma.の人気連載『ノーザンレイクダイアリー』でもお馴染みの、ネコパンチと牧場猫たちをあしらったデザインです。ネコパンチの名前をビジュアルに活かしたデザイン、3匹と1頭(?)のネコたちをポップなビジュアルに落とし込んだデザインを制作いたしました。
このオンラインショップは、GMOペパボ株式会社が手がける、オリジナルグッズを手軽に作成・販売できる『SUZURI』を利用しています。
梱包・配送・原価設定は全てSUZURIが行っており、全商品共通で1アイテムの購入につき1,500円の収益が発生いたします。Loveuma.は、その収益の100%を、引退馬支援に活用させていただきます。(詳細は各アイテムの概要欄をご確認ください)
より多くの方が気軽に参加できる、グッズの購買による『引退馬支援』というカタチをLoveuma.にて展開していきます。デザインはこれからも追加されていくので、お楽しみに!
協力:ノーザンレイク
文:佐々木 祥恵
編集:片川 晴喜
著作:Creem Pan
立入禁止看板が立っているあたりに白塗りのゲートがありますね。
正規の見学日や作業車両の出入りがある時だけ開放し、それ以外の日や夜間は閉めておく、とか?
軽トラからいちいち降りて開け閉めするのは面倒かもしれませんが、このまま不法侵入が増えていくようなら背に腹はかえられないのでは?
立入禁止看板もありゲートも閉めてあるのに、わざわざ開けてクルマで入ってくるとしたら、よほどのワルで確信犯です。
迷わず写真を撮って警察に通報していいと思います。✌️👮🏻♀️🚔