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メイショウドトウをお手入れする川越代表のブラシ捌きに、子どもたちも興味津々‼👀🐴


 

北海道新冠町にある、引退馬の牧場ノーザンレイク。

そこで毎日を過ごしているライター・佐々木祥恵が、

馬ときどき猫な日々を綴ります。

 


ここ3週間ほど、何から書いていいのか迷うほど様々なことがあった。元々体力がなく虚弱体質(見た目からは想像できないだろうが)なのもあって疲れが出たのだろうか。このダイアリー締切の今日(10/2)、胃がムカムし冷や汗が出てきてお腹の調子が悪くなった。馬の手入れは川越に任せてしばし布団に横たわった。少しウトウトしたら冷や汗は収まったので、一時は休載がよぎったダイアリーの原稿を執筆している。


まず9月19日に黒猫ふくちゃん(福豆)の避妊手術のため病院の送り迎え。もっと早くしなければならなかったのだが、ウチに来てからしばらく便が緩かったり、体が小さく痩せていたりしたので、少し様子を見ていた。だが発情が来ると鳴き声が大きく粗相もするので、避妊手術に踏み切ることにした。滅多に失敗はないとわかっていても、手術の日が近づくにつれ気が重くなり、当日は緊張した。そんな心配をよそにふくちゃんは手術を乗り越え、無事自宅に戻ってきた。しばらくは傷口を舐めないように黄色いエリザベスカラーを装着。まるでひまわりのよう。川越は大西ライオンと言っていたが...。


ひまわり?大西ライオン?


ただカラーが邪魔をして痒いところも掻けないので、急遽ネットで購入した術後服を着せ、カラーは卒業。術後1週間、何事もなく過ぎて、その服ともおさらばになり、今はチビと取っ組み合いの喧嘩をしたり追いかけっこをしたりと元気いっぱいだ。


術後服着用


チビと遊ぶふくちゃん


9月21日は新ひだか町教育委員会 主催の「ひだかうまキッズ探検隊」がやって来た。今回は引退馬がテーマで、午前中はメイショウサムソンやディープスカイ、メイショウボーラーらがいる「ひだか•ホース•フレンズ」を見学し、午後がノーザンレイクだった。

まず子供たちはメイショウドトウ(認定NPO法人 引退馬協会 預託馬)とネコパンチどちらかの馬をスケッチ。後ろから眺めていると、子供たちは大胆に色鉛筆を走らせていた。


寛ぐドトウをスケッチする子供たち(一般社団法人umanowa 提供)


ドトウは放牧地で寝てみたりして、あまり見ることのできない姿を披露。食べることが生きがいのパンチは、ひたすら草をムシャムシャしていた。メトはといえば柵の上でポーズを取ったり、スケッチの進捗状況を確かめるかのように子供たちの間を回っていた。メトは来場者の車が止まると寝ていても必ず登場して客人に挨拶に来てもてなす。10人を超える子供たちが来ても同じで、みなメトを撫でたり抱っこしたがったりした。来客があった時に自分がどう振る舞えばいいのかを理解している。そんな気がしてならない。我が猫ながら、メトの行動にはいつも感心している。


スケッチが終わった後は、川越がドトウの手入れをする様子を見学。


鮮やかなブラッシングの手付きに子供たちの注目が集まった。私の周りにいた数人は、1回ブラシをかけるたびに金ブラシにそのブラシをこすりつける早技に興味を持った。ブラシについた埃を金ブラシでこすって取るためだと説明し、ブラシと金ブラシでやり方を見せた後に子供に手渡すと、1人1人こすりつける動作を積極的に実践。少なからず川越の所作、動作を格好良いと思ってくれたように感じたので、これで馬の手入れに興味を持ってくれたらいいなと思った。


毛ブラシ(左)と金ブラシ


最後はドトウやメトも交えて記念撮影を行い、子供たちを乗せたバスは去っていった。


子供たちと記念撮影(一般社団法人umanowa 提供)


今回のひだかうまキッズ探検隊については以下のポストもご覧ください。


北海道 新ひだか町のアカウントより


ひだか・ホース・フレンズでの様子(一般社団法人umanowa のアカウント)


ノーザンレイクでの様子(一般社団法人umanowa のアカウント)


翌22日は引退馬協会及びネガイちゃん•アシゲチャン引退繁殖牝馬の会の見学日で、さらに23日はとある番組の撮影がほぼ1日あった。


ドトウならぬ怒涛の数日が過ぎても、まだ様々な出来事は続くのだった。

(このつづきはまた次週)


 

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協力:ノーザンレイク

   認定NPO法人 引退馬協会

文:佐々木 祥恵

編集:片川 晴喜

著作:Creem Pan


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