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歴史的大波乱の立役者!春天を湧かせたビッグゴールドは、仔馬たちの良き園長先生に! vol.49



 

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!

走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!

 

今回のコレクションは、2002年の中山金杯(G3)などを制した、ビッグゴールド!

 

現在は、北海道新ひだか町にある、静内杉下牧場で暮らしているとのこと。

今回は、ビッグゴールドサポーターズクラブの代表であるニンジンサンタさんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

 


ニンジンサンタさん

(ビッグゴールドサポーターズクラブ 代表)


ウマ歴:25年

出身地:埼玉県

趣味:神社御朱印巡り

休日の過ごし方:神社御朱印巡り




ビッグゴールド

ニックネーム|ゴーちゃん

生年月日|1998年3月21日

生産者|下河辺牧場

馬主|ビッグ→服部康夫→嶋田孝徳

戦績|94戦13勝(2着12回,3着5回)

獲得賞金|3億4,825万円(中央)、353万円(地方)

主な勝鞍|2002年 中山金杯(G3)

父|ブライアンズタイム

母|ビューティフルゴールド

母父|Mr.Prospector

ここにきた日|2011年6月12日

 

クラシック皆勤後、重賞初制覇を遂げる

ビッグゴールドは、2000年10月の3歳新馬でデビュー勝ちを収めると、翌年1月のシンザン記念(G3)で2着、きさらぎ賞(G1)でも3着に好走し、3歳時は牡馬クラシック三冠レースの全てに出走を果たしました。

 

そして翌2002年は、中山金杯(G3)から始動。

未だ重賞未勝利ながら1番人気に推されたビッグゴールドは、持ち前の末脚を活かす後方待機の競馬でレースを進めると、直線に入って一気に加速し、上がり1位の末脚を繰り出して先頭を捉え1着でゴール。

馬名に「ゴールド」の名を冠した馬が、中山「金」杯で初の重賞タイトルを手にしたのでした。


歴史に残る"大波乱"の立役者に

重賞勝利後の同年3月には産経大阪杯(G2)3着、新潟大賞典(G3)2着、鳴尾記念(G3)で3着と重賞路線で惜敗が続き、さらに翌2003年からは低迷期に突入。

2年間で出走した14戦全てで4着以下に敗れる不調振りで、もう旬は過ぎたのかと誰もが思いました。

しかし、それでも諦めなかった陣営は粘り強く出走を続け、戦法を「逃げ」へと変えた2005年3月の大阪城S(OP)で、遂に10番人気1着の大金星を挙げると、続く大阪ーハンブルクC(OP)も連勝。

復調気配の最中、次走で3年半ぶりとなるG1レース、天皇賞・春(G1)へ出走します。


大阪ーハンブルクC(OP)を優勝したビッグゴールド


下馬評では、主に長距離路線のG1・G2で活躍したリンカーンや、前年のメルボルンC勝ち馬で唯一海外からの参戦となったマカイビーディーヴァ、一昨年の同レースを制したヒシミラクルなど、実力馬が人気を分け合う混戦ムードの中、重賞1勝のビッグゴールドは14番人気45.5倍の伏兵扱い。

しかしレース本番、ここでも逃げの手に出たビッグゴールドは快調に先頭を駆け、最後は後方から脚を伸ばしたスズカマンボに屈するも、予想を覆す好走で2着を確保。

1着のスズカマンボも13番人気であったことから、3連単の払戻は193万円となり、当時のG1レース3連単最高払戻金を記録する大波乱の立役者となりました。


天皇賞・春(G1)出走時のビッグゴールド


第131回 天皇賞・春(G1) 2005.5.1 京都 小雨・良 芝3,200m 18頭

着順

馬番

馬名

性齢

騎手

タイム (着差)

単勝オッズ (人気)

調教師

1

スズカマンボ

牡4

安藤勝己

3:16:5

35.1⑬

橋田 満(栗東)

2

ビッグゴールド

牡7

和田竜二

1.1/2

45.5⑭

中尾 正(栗東)

3

アイポッパー

牡5

藤田伸二

ハナ

7.9④

清水出美(栗東)

4

トウショウナイト

牡4

武士沢友治

ハナ

25.9⑩

保田一隆(美浦)

5

ハーツクライ

牡4

横山典弘

2.1/2

13.7⑧

橋口弘次(栗東)


ファンの熱意が繋げた余生

その後、有馬記念(G1)などのビッグレースにも出走したビッグゴールドは、2006年6月から金沢競馬へと移籍し、2010年10月に登録を抹消するまでに計7勝を挙げました。

 

引退後は、同馬の大ファンであり、かねてより所属厩舎へ引き取りを申し出ていたニンジンサンタさんご夫妻に引き取られ、千葉県香取市の乗馬倶楽部イグレットへと移動。

認定NPO法人 引退馬協会の「引退馬ネット事業」のサポートホースとなったビッグゴールドは、これからの同馬の馬生を見守るために設立された「ビッグゴールドサポーターズクラブ」の所有馬となり、2011年6月に以前から受け入れの相談をしていた静内坂本牧場(現:静内杉下牧場)へと移動しました。

そして26歳となった現在も、牧場で産まれた仔馬たちの良き園長先生として、元気に過ごしているそうです。

 
 

「アザトサ」が満点の☆5!

どうやら、それを良く表すエピソードがあるようで…

「印象的なエピソード」と、「読者の皆様へ ひとことメッセージ」に注目してみてください!

 

クラブ代表のニンジンサンタさんに、ビッグゴールドの"印象的なエピソード"を聞いてみました!

 

「私たち夫婦が会いに行くと、『あっ来たんだ?』という素っ気ない態度をしますが、たまにしか来れない会員さんが会いに行くと、とても愛嬌よくふるまってくれます。

『あざとい奴だな』と、いつも思います。」

 

もしかすると、ビッグゴールドにとってニンジンサンタさんご夫妻は、自然体でいることのできる「友達」のような感覚なのかもしれませんね(笑)

アザトサ☆5のエピソードをありがとうございました!

 
 

牧場で余生を送るビッグゴールド



どこかを見つめるビッグゴールド


これは夕方になり、早く厩舎に戻ってご飯が食べたくてしょうがない様子だそうです(笑)




スキスキのベスちゃん(左)とビッグゴールド(右)


ベスちゃんは1歳の女の子。

 

「可愛くて仕方ないらしく、放牧中は片時も離れません!

アイドルを守るマネージャーのようです」

と、ニンジンサンタさん。



反対に、イヤな馬はいないビッグゴールド。

放牧地のボスであるため、誰も逆らえないようです。




やんちゃ坊主をしかるゴールド先生


ビッグゴールドは、離乳後の仔馬たちを見守る園長先生。

普段はやさしく、時には厳しく、自分の役目をしっかりと果たしているようです。


ビッグゴールドとニンジンサンタさん

 

人間が大好きで、私たち夫婦以外の人には、とてもやさしいです(笑)。

ニンジンを持って会いに行くと、猛アピールをしてサービスしてくれます。

ただしニンジンが無くなると向こうに行ってしまいます。

ツンデレなところもまた可愛いやつですので、ぜひ会いに来てください。


 

ニンジンサンタさん、ビッグゴールドのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!

なお、ビッグゴールドの見学は、ふるさと案内所へのお申し込みが必要となります。

見学希望日の前日午前中(11:30)までに、お電話で日高案内所までお申し込みをお願いいたします。

見学期間や時間などの詳細は、「ふるさと案内所」のページよりご確認ください。

 

「ふるさと案内所」静内杉下牧場

 

また、ビッグゴールドサポーターズクラブさんは、同馬の幸せな馬生を応援してくれるサポーターを募集しておられます。

詳細は、クラブWEBサイトをご確認ください。

 

そして、ビッグゴールドサポーターズクラブさんのSNSからも、ビッグゴールドの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫

 

X(旧:Twitter)|@BIGGOLDSC2010


協力:ビッグゴールドサポーターズクラブ

   認定NPO法人 引退馬協会

取材・文:片川 晴喜

編集・デザイン:椎葉 権成

監修:平林 健一

制作:Creem Pan

著作:Creem Pan・GJ


 


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