top of page

'07 東海Sを制したダート重賞の常連は、21歳でも精神年齢はまだまだ若者!?|メイショウトウコン vol.13



 

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!

走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!


今回のコレクションは、2007年の東海S(G2)などを制した、メイショウトウコン!


現在は、北海道新冠郡新冠町にある新冠橋本牧場で暮らしているとのこと。

そのお世話をしている橋本さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

 



橋本 英之さん

(有限会社 新冠橋本牧場 代表)


ウマ歴:30年

出身地:北海道

趣味:お酒、競馬観戦

休日の過ごし方:ドライブ




メイショウトウコン

ニックネーム|トウコン

生年月日|2002年4月7日

生産者|新冠橋本牧場

馬主|松本好雄

戦績|46戦9勝(2着7回,3着8回)

獲得賞金|3億853万円(中央)、1億2,910万円(地方)

主な勝鞍|2007年 東海S(G2)、2008年 ブリーダーズゴールド(Jpn2)

父|マヤノトップガン

母|ルナースフィア

母父|ジェイドロバリー

ここにきた日|2022年10月

 

メイショウトウコンは、2007年の平安S(G3)、東海S(G2)、エルムS(G3)、2008年の名古屋大賞典(Jpn3)、ブリーダーズゴールド(Jpn2)(※現在門別で開催されるブリーダーズゴールドC(Jpn3)の前身で、当時は旭川開催)と、重賞を5勝。


2008年のJBCクラシック(G1)では、ヴァーミリアンに0.2秒差の3着、同年のジャパンカップダート(G1)では、カネヒキリをアタマ差まで追い詰め2着となるなど、ダート界を席巻した名馬たちのライバルとしても知られています。


2015年3月、にいかっぷホロシリ乗馬クラブに移動し、7年間乗馬として活躍しましたが、高齢となったため、生まれ故郷の新冠橋本牧場に戻り余生を過ごしているそうです。

 


 

クール×センサイで、シンチョウも☆2なので少し内向的な、お馬さんなのでしょうか。


担当している橋本さんに、メイショウトウコンの"印象的なエピソード"を聞いてみました!


「21歳になって、基本的におっとりしていますが、環境が変わったときにバタついたり、落ち着きが無かったり、精神年齢はまだまだ若いです。」


年齢的な落ち着きはあるものの、環境の変化に敏感なのは、メイショウトウコンの繊細さを、よく表していますね。

 


 


よく見ると、確かに下唇が緩んでいますね!

クールな表情も相まって、そのギャップが可愛く思えます(笑)


冬毛でモコモコになったメイショウトウコン



牧場の事務所には、重賞勝利時の記念写真が飾ってあるようです。


ク―リンガー(左)と、メイショウトウコン(右)

にいかっぷホロシリ乗馬クラブ様提供


にいかっぷホロシリ乗馬クラブにいた頃のメイショウトウコンです。

クリスマスを意識したコスプレ、可愛らしいですね。

ク―リンガーと合わせると、2頭で重賞11勝!

大変豪華なツーショットですね!

 


競走馬時代にはダート重賞を5勝して、引退後は、にいかっぷホロシリ乗馬クラブで沢山の人に乗ってもらったり、可愛がってもらったりしました。

今後は牧場で、のんびり余生を過ごしてもらおうと思います。

 

橋本さん、メイショウトウコンのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!

なお、新冠橋本牧場さんは競走馬生産牧場ですので、防疫上の観点から一般の見学は不可となっています。


しかし、新冠橋本牧場さんのSNSでは、メイショウトウコンの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫


X(旧:Twitter)|@niikappu_hashi

 

 

協力:橋本英之

   (有)新冠橋本牧場

取材・文:片川 晴喜

デザイン:椎葉 権成

編集・監修:平林 健一

制作:Creem Pan

著作:Creem Pan・GJ

 

supported by





1 Comment


HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
Oct 18, 2023

トウコンくん、そのお耳はもしや。。。。🤔

日本では「ボリクリ耳」と呼ばれているアレでは?

この形、私はひそかに、Robertoからもらった遺伝子の仕業じゃないかな~?と思っていました。先端のカールがもっと極端になると、マルワリとかカチアワリに似てきそう。(マルワリ、カチアワリ:共にインドの馬の品種)


で、クリスマスのコスプレ、その可愛さはなんなの?(🐴「若気のいたりってヤツ」)

クーリンガーなんか、いかにも「フィンランドから来ました~🎅🏻❗️」って顔をしてますね。


そういえば、クリスマスツリーの飾りつけの仕上げに、綿の雪を枝に載せていた時代がありました。

まず大人から大きなコットンの塊をもらう。子どもたちがそれを適当にちぎって「樅の木に雪が積もりました」風に演出するのです。

切り餅みたいなのを無造作にドサドサ置く子もいれば、ちぎり方を工夫して淡雪のようにうっすらとバランス良く掛けてゆく芸術家もいて、なかなか楽しいひと時でした。

ロウソクや豆電球(非LED)の熱で燃えだすと危険だからと、現在は廃れた習慣だと思います。


トウコンくんの黒い馬体にところどころ微かに白い部分があるよね?

あれを見て、この綿の雪を思い出したんだ。(芸術家が制作した方)

ないしょ話をするようにそっと降り出した初雪が、額や鼻先にふわっと降りて冬の挨拶をする。右側の足だけ雪溜まりに踏み込んでスノーシュー状態になっている。そんな毛色じゃない?


誕生祝いに “Many happy returns!” (「たくさんの幸せがまた巡ってきますように=誕生日おめでとう」)と言うことがあります。戦い終えて穏やかな日を送るトウコンくんへのメッセージも、この感じで行きたい。:


       ✨Many Happy Snows❗️✨ ❄️❄️❄️☃️


ふるさとの牧場で幸せな冬をたくさん迎えてください。☺️❤️


Like
bottom of page