top of page

障害G1で9勝を挙げた"絶対王者"の、メンコの下の素顔に迫る!|オジュウチョウサン vol.7



 

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!

走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!


今回のコレクションは、2016〜2020,2022年の中山グランドジャンプ(J.G1)、2016〜2017,2021年の中山大障害(J.G1)等を制した、オジュウチョウサン!


現在は、北海道沙流郡日高町にあるYogiboヴェルサイユリゾートファームで暮らしているとのこと。

そのお世話をしている岩﨑さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

 



岩﨑 崇文さん

(一般社団法人 ヴェルサイユリゾートファーム 代表理事)


ウマ歴:22年

出身地:東京都

趣味:ナイショ

休日の過ごし方:ナイショ



オジュウチョウサン

ニックネーム|オジュウ

生年月日|2011年4月3日

生産者|坂東牧場

馬主|(株)チョウサン

戦績|40戦20勝(2着2回,3着4回)

獲得賞金|9億4,137万円(中央)

主な勝鞍|2016〜2020,2022年 中山グランドジャンプ(J.G1)、2016〜2017,2021年 中山大障害(J.G1)

父|ステイゴールド

母|シャドウシルエット

母父|シンボリクリスエス

ここにきた日|2023年1月23日


 

オジュウチョウサンは、障害G1レースを9勝、その他障害重賞を含め、延べ15勝を挙げました。

この障害重賞15勝に加え、障害重賞13連勝、JRA重賞15勝および9連勝、11レース連続勝利、同一重賞5連覇など、数々の記録を打ち立てました。

また、2016〜2018,2021〜2022年のJRA賞最優秀障害馬にも選出されており、「障害競走の絶対王者」の異名を持つ、言わずと知れた名馬です。


ヴェルサイユリゾートファームさんでは、オジュウチョウサンと同じく坂東牧場生産馬のビービーガルダンを引き取ったことがあり、その時の"ご縁"と、「ファンの多い馬なので一般の方も見れる場所に」という経緯で、坂東牧場さんからお話をいただいたようです。

 


 

オリジナルの馬着、とてもカッコイイですね!

ステータスを見てみると、かなり利口な、お馬さんなのだと想像いたします!


担当している岩﨑さんに、オジュウの"印象的なエピソード"を聞いてみました!


「とにかく馬運車に乗らないので、目隠しをして乗せています。

大型の馬運車には特に乗らず、4トン車を坂東牧場さんに借りに行っています。

乗ってしまったら大人しいのですが、帰りも"うるさい"ので大変です。」


堂々たる圧巻のレースを披露した競走馬時代とは一味違う、王者の裏の顔が見て取れますね。

馬運車を嫌がるエピソードから、繊細さ☆5であることが良く伝わりました。

 


 



水色のメンコのイメージが強く、流星がここまで"くっきり"している馬だとは知りませんでした!




1頭放牧の為、広いパドックを独り占め。

今も現役の種牡馬として繋養されており、お声が掛かると出動します!


雪原を元気いっぱいに駆けるオジュウチョウサン

 


見学は営業時間内なら何時でも可能です。

常に一頭で放牧しています。

トレードマークのメンコが取れて、現役時代とは一風変わった別の姿を観に、是非見学にいらしてください!

 

岩﨑さん、オジュウチョウサンのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!

オジュウチョウサンがいるYogiboヴェルサイユリゾートファームさんの見学は、木曜以外いつでも自由に可能で、見学時間は併設のカフェも含めて9時~15時まで(最終入場14時30分)、駐車場は26台完備されています。


また、新千歳空港の近くにレンタカー屋さんをオープンされておりホームページも制作中とのこと!

X(旧:Twitter)専用アカウントへのDMで、ご案内をいただけるようです。

気になる方は是非チェックしてみてください!



そしてYogiboヴェルサイユリゾートファームさんのSNSからも、オジュウチョウサンの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫


 

 

協力:Yogiboヴェルサイユリゾートファーム

一般社団法人 ヴェルサイユリゾートファーム

取材・文:片川 晴喜

デザイン:椎葉 権成

編集・監修:平林 健一

制作:Creem Pan

著作:Creem Pan・GJ

 

supported by



1 Comment


HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
Aug 09, 2023

マスクをとった瞬間にハッとさせてくれる人や馬、いますよね。

鮮やかなオムレツ・イエローのメンコを着けていたデンコウアンジュちゃんの素顔を見て「美人さんだ!😍」と思ったし、ホッコータルマエがメンコを置いた(=引退した)ときは、あまりの可愛さに呆然としました。


オジュウチョウサンもイケメンだこと。☺️💕

歴戦の英雄なのに、馬運車ごときを拒否するのはなぜ?。。。と思って改めて戦績を振り返ると、なるほど、と納得したことが一つ。現役時代の移動範囲が本州限定なのです。しかも、ほぼ関東。(九州という島や小倉競馬場などは存在することさえ知らないんじゃないか?)


これって、オジュウチョウサンが北海道にいたのは仔馬時代だけということですよね。

で、美浦トレセンを起点に各地の競馬場へ運行している馬運車の最長ルートは、札幌競馬場までのもの。フェリーの乗船時間を除いても所要時間は19時間超え。ヴェルサイユリゾートファームへ行くにはさらに時間がかかる。

繊細なタイプの仔にとっては、かなりストレスフルな旅程だったのではないでしょうか?

だから、「うっかり乗ってまた長旅に連れ出されるのはヤダ」と思った賢いオジュウは、乗りたがらないのかも。(想像)


しかしね、オジュウさん。🤔

日本の競走馬輸送用の馬運車は、旅客機で言えばファーストクラスなんだよ。

エアコン完備、エアサスペンション装備、極力揺れの少ない静音走行。日本以外のどこに、しっぽ収納のことまで考え抜かれた尻当てクッションがあるの?


ブレーキの踏み方だって馬思いです。

ドライバーさんはブレーキペダルを一度に踏み込まず、2段階に分けて踏むとか。

まず軽く踏んで「これから止まるよ」ということを馬に伝えると、心得た馬は四肢を踏ん張って完全停止に備える。(心得のないのもいるが大半はだんだん覚える)


   今日も明日も 大いなる夢を乗せて


   競馬とともに 名馬とともに 信頼とともに 走り続けて75年


   (日本馬匹輸送自動車株式会社 Japan Horse Transport Corporation)


JHTのホームページにはこのように謳われています。(☝️)

興味のある方は〈馬運車の設備〉の紹介動画を見てオジュウチョウサンを説得しましょう。


                       (🐴💢「車種が違うっつーの!」)

Like
bottom of page