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05'京成杯を制した"ディープインパクトのライバル"は、TVCMで一世を風靡する"タレント馬"に|アドマイヤジャパン vol.5



 

かつて観衆を沸かせた名馬の"今"を紹介!

走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

全国で暮らす、名馬の個性と"今"を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!


今回のコレクションは、2005年の京成杯(G3)を制した、アドマイヤジャパン!


現在は、北海道沙流郡日高町にあるYogiboヴェルサイユリゾートファームで暮らしているとのこと。

そのお世話をしている岩﨑さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

 



岩﨑 崇文さん

(一般社団法人 ヴェルサイユリゾートファーム 代表理事)


ウマ歴:22年

出身地:東京都

趣味:ナイショ

特技:ナイショ



アドマイヤジャパン

ニックネーム|ジャパン

生年月日|2002年4月16日

生産者|早田牧場新冠支場

馬主|近藤利一

戦績|10戦2勝(2着2回,3着2回)

獲得賞金|1億6,863万円(中央)

主な勝鞍|2005年京成杯(G3)

父|サンデーサイレンス

母|ビワハイジ

母父|Caerleon

ここにきた日|2019年7月1日


 

アドマイヤジャパンは2005年の京成杯(G3)勝ち馬で、ディープインパクトと同世代のライバル。


弥生賞(G2)2着、皐月賞(G1)で3着、菊花賞(G1)で2着するなど、3歳クラシック戦線で活躍しました。


引退後は日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りし、2013年に優駿スタリオンステーションへ移動。その後は別の牧場に移り、2018年まで種牡馬を続けていました。


ヴェルサイユファームに来ている装蹄師さんが、種馬場でも仕事をされており、その方を通して「もし可能であればアドマイヤジャパンを引き取れないか」との話があって、ヴェルサイユリゾートファームへ来たそうです。

 


 

なるほど…かなり大胆不敵な肝の据わった、お馬さんなのかと想像しました。


担当している岩﨑さんに、ジャパンの"印象的なエピソード"を聞いてみました!


「ブリーダーズ・スタリオン・ステーションの方から、『とにかくうるさく、スタッフもみんな恐れていた』と聞いていたのですが、前評判通り、移動してきた初日も、立ち上がって前脚を振り下ろしてくるのではないか、人を殺すのではないかと思うほど、うるさかったですね。」


種牡馬は去勢されずに移動することが多いので、多少うるさいのは仕方ないのかもしれませんが、「人を殺すのではないかと思った」とは驚きです。


今は去勢されて環境も変わったことで、"ある程度"くらいに落ち着いたようです。

 


 

年齢を感じさせない馬体ですね!頸差しも太くて小顔効果が出ています!


アドマイヤジャパンとスカーレットレディ


一緒に放牧されていて、いつも一緒にいる、お友達の2頭。

"おしどり夫婦"とも呼ばれているそうです。




11頭いる広い放牧地で、ボス的な立ち位置にいるそうです。


人との距離感も近いアドマイヤジャパン

 


YogiboのCMでお馴染、アドマイヤジャパン。

広大な放牧地に居ますので、近くに来てくれたらラッキーです。


WEBからの予約で「曳き馬体験」も受け付けており、1回10分程度で3,000円になります。

高齢馬なので、希望される方は、お早めに申し込みをお願いします!


予約・プランの詳細はこちらから↓

 

岩﨑さん、アドマイヤジャパンのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!

アドマイヤジャパンがいるYogiboヴェルサイユリゾートファームさんの見学は、木曜以外いつでも自由に可能で、見学時間は併設のカフェも含めて9時~15時まで(最終入場14時30分)、駐車場は26台完備されています。


また、新千歳空港の近くにレンタカー屋さんをオープンされるそうで、ゆくゆくは特別ラッピング仕様車のレンタルも考えておられるようです。

Twitterが開設されておりますので、気になる方は是非チェックしてみてください!



そしてYogiboヴェルサイユリゾートファームさんのSNSからも、アドマイヤジャパンの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫


 

 

協力:Yogiboヴェルサイユリゾートファーム

一般社団法人 ヴェルサイユリゾートファーム

取材・文:片川 晴喜

デザイン:椎葉 権成

編集・監修:平林 健一

制作:Creem Pan

著作:Creem Pan・GJ

 

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3 Comments


HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
Jul 13, 2023

ちょうど今、シービスケットの物語を読み返しています。

この仔の生まれはウィートリー・ステイブルだけど、クレイボーンファームで育成された。ジャパンくんの母方のおじいさま(カーリアン)が生まれたケンタッキーの名門ファームですね。


ヴェルサイユのジャパンを初めて見たのは、猫のほっけさんを追いかけている冬の動画。あれは雪上の追い運動だったのでしょうか?

「目一杯追わなくていいから、猫なりでサラッと流して終い重点で」と言われてジャパンくんがそのとおりにしたら、ほっけさんの方が始めから行きたがって全力疾走してしまった、という感じに見えました。この動画で、猫のスタートダッシュは馬より速いことがわかりました。


>立ち上がって前脚を振り下ろしてくるのではないか、人を殺すのではないかと思うほど、うるさかったですね。


それはそれは。。。😓☠️

シービスケットの父系を思わせますね。(父 ハードタック ☜ 父父 マンノウォー ☜ その父 フェアプレイ ☜ そのまた父で根っからの人間嫌いであまたの厩務員を傷物にして世を去ったヘイスティングズ)

ライバルの米国三冠馬ウォーアドミラルの父はマンノウォー。同じマンノウォー産駒のウォーレリックなんか、若駒時代に本当に厩務員を殺してしまったそうです。(「踏み殺した」説と「蹴り殺した」説があり、要するに踏んだり蹴ったり)


シービスケットの調教師トム・スミスは「馬の言葉がわかる」と自他共に認める寡黙で忍耐強いホースマンで、「馬は生まれた日から死ぬまで、これっぽっちも変わらない....変わるとしたら、それは人間のあつかいのせいだ」と語っています。

父や祖父に比べるとはるかにおとなしかったと言われるシービスケットも、スミスの厩舎に来た当初は荒れていて、馬房の前を通る人をいちいち激しく威嚇していたとか。しかし、スミスの計らいで温厚な馬友達(誘導馬経験のあるパンプキン)と一緒に暮らすようになり、調教でもレースでもしばらくは人が指示を出さずにマイペースで走らせてあげた結果、情緒安定して異種動物(イヌ、サル、ヒトなど)も受け入れる心のゆとりを取り戻したそうです。

ジャパンくんも、ヴェルサイユリゾートファームで良き人々と動物仲間に囲まれて、仕事一筋だった緊張状態が次第にほぐれていったのでしょう。

Yogiboクッションの使い方も覚えたことだし、これからはますますほぐれてレディさんと一緒にまったりお過ごしくださいませ😊❣️

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陸道修一郎
陸道修一郎
Jul 12, 2023

アザトクベタベタでイケイケでそれなのにズブトイしおまけにオオグイ…なんだこの可愛い生き物は……

集団放牧開始当初はどうなるかと思っていたけれどあれよあれよという間に集団のボスになっていてびっくりさせられたジャパン君。レディさんとの関係性もとても尊い。いつまでも一緒にいてくれ……

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HisMajesty Graustark
HisMajesty Graustark
Jul 13, 2023
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『おしどり夫婦』の絵は金婚式のカップルなみにリラックスしてて良いですネ💕🤭

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