Twitterでも話題の「牧場見学ルール」に思うこと🤔🐴&苦渋の決断となった「AERUの見学ルール変更」について😢
北海道浦河町にある、馬をコンセプトにした観光ホテル
《うらかわ優駿ビレッジAERU (アエル)》。
その魅力を日々発信し続けているスタッフ・太田篤志が、
現場でしか味わえない、大自然と馬との触れ合いをお届けします。
みなさんこんにちは🍉
乗馬課 太田です👨🌾
浦河にも夏がやってきました🌻
今年は雨の日が少なくいい天気の日が多いです😊
アブも急に出てきたので功労馬達はフライシートを着せています👔🪰
暑さとアブとの戦いの日々が続きますが、人も馬も水分補給等、体調管理に気をつけながら過ごしております🍹
6月下旬のツインズの様子👬
この頃はまだアブが出始めの頃でフライシートは着せてませんでした👔
同時期のマイネルキッツ✨
奥でオウケンがゴロゴロしてます😆
7月に入りアブが増えてきたのでフライシート着せました🪰
メッシュ生地で通気性は良いです👔
なかよく、くっついて青草食んでいます🍀
キッツは乗用馬のキングくんと一緒に放牧されています😊
お間違いのないように😆(写真はキッツです)
最近キッツ宛に4歳のファンの方から素敵なイラストと、大人のファンの方から虫除けをいただきました😊
ありがとうございます☺️
さて、今回の記事は本来なら明るい話題をしたい所ですが…長文、、お付き合いください。
①最近Twitterで話題になっていた
[牧場見学のルール]について思う事。
②[AERUの馬の見学ルール]についてのご報告
上記2点を記事にさせていただきました。
まず、最近話題になっていた、ビッグレッドファーム様が繋養しているコスモバルクを一般の方が触っている写真がTwitterでアップされ、それが炎上。更にその後、その事についてコメントした方がきっかけで再炎上。牧場関係者の方々もこの件に関してのツイートが多くなり、Twitterのトレンドには【牧場見学】というワードが入る事態になっていました。
最初にこの件を知った時、「またか……」という思いが1番最初にやってきました。私も引退名馬を扱う者として牧場見学のルールに関しては日頃から色々調べたり、周りの牧場さんから話を聞いたりしているので、過去から何度もあった今回のようなトラブルがまた起こってしまい、色々な感情が湧いております…。
私が学生の頃、牧場見学巡りをしていた頃にも牧場見学でのトラブルは耳にしてました。あの頃と比べると随分と牧場見学できるところが減ったり制限がついたりしてきたなぁと感じてます。
まず、見学ができる牧場で馬とのふれあい等ができるかどうかは各牧場のルールによります。
《馬に触ってもいい》牧場さんもありますが、
《馬に触らないで》と案内されている牧場の馬には当然ですが触れません。
今回の件ではビッグレッドファーム様のHP内の注意事項に《馬には触れないでください。》とありますので、触ったらダメなんです。それだけです。ダメなものはダメなんです。
写真を投稿された見学者の方は他の牧場へも行かれていて、その牧場の馬を触っている様子がアップされ、それについても話題になっていましたが、他の牧場は他の牧場でルールがあります。
各牧場では何ができて何ができないか。調べる場所(ふるさと案内所)があったり、牧場でホームページ、SNSをされていて見学時の注意事項等を掲示している所もありますのでまずは《知る》ことから始めてみませんか?
牧場見学に興味のある方はふるさと案内所さんの《牧場見学の9箇条》やホームページをまずはチェック📚
HPでは、会いたい馬が見学できるか検索もできますし、その馬がいる牧場の注意事項なども確認することができます📝
牧場見学のほとんどは《牧場側の厚意》と《見学者のマナー》によって成り立っています。
一部の人がルールを破ることで大勢のファンの方が悲しい思いをしますし、牧場側の負担(問い合わせへの対応や見学の規制や中止等)もかなり大きいです。
AERUも数年前にウイニングチケットのたてがみが切られる、という事件があり、あの時は取材などのメディア対応、警察とのやりとり、ファンの方への対応、見学における対策などでの出費やルール変更などなど…あの時は仕事になりませんでした…。
見学可能な牧場が今後も同じ形で見学をできるかどうかは見学をする人がその牧場のルールを守り人馬共に安全な状況で見学をするという事が大前提となります。
どうかどうか…マナー、ルールを守って楽しく見学をしていただければと思います。
という話をこの様な話題があがるたびに色々な牧場や施設から発信されていますが………
引退名馬見学ができるAERUとしても、今後も引き続き発信し続けていきたいと思います。
さて、他にも言いたいことはありますが、今回はこの辺で。次の話題に入りたいと思います。
上記の件が全くきっかけになっていないかというと嘘になるかもしれませんが、この度AERUで繋養されている引退名馬とのふれあい(触ること)を禁止する運びとなりました。
AERUは観光施設・乗馬施設という事もありAERUにいる引退名馬に関しても《触ってはいけない》という形は取っていませんでしたので、引退名馬を触ることに関してはOKにしておりましたが、この数年で引退馬への関心が高まるに連れて状況が色々と変わってきました。
社内で協議した結果、繋養されている引退名馬がストレスなく安全に過ごせる環境づくり、そして見学の方が噛まれたり蹴られたりする可能性が0ではない以上、お客様と馬の安全を考え今後の引退名馬の見学に関しては【見学のみ】で、触る事は禁止とさせていただく事となりました。
今後も今のような《会いたい時に会える》AERUの名馬見学のスタイルを続けていく為、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
掲示物の準備などもある為、引退名馬とのふれあい(触る)禁止は【8月1日】からとなります。
厩舎には既に《触れないで》の掲示物を試験的に設置しています。
8月1日以降は放牧中も触ることはできなくなります。
改めて見学について内容を整理しますと、
⚫︎放牧地等の乗馬施設敷地内の見学は7:30〜16:00
⚫︎厩舎内の見学は9:00〜16:00までとなっております。
⚫︎引退名馬に食べ物は絶対に与えないでください(乗用馬に関しては販売しているおやつニンジンは可。持ち込みのエサや生えている草をむしって与える事は全ての馬で不可です)
⚫︎引退名馬には触らないでください【8月1日〜】(乗用馬との触れ合いは可能です)
⚠️最近見学時間外(早朝または16:00以降)に敷地内に入る方がいらっしゃいます。必ず見学時間遵守でお願いいたします。
⚠️最近お車でお越しの方が厩舎の方に車で進入してくる方が増えてきております。中にはかなりのスピードで入ってくる方もいらっしゃいます。厩舎付近は馬が歩いていたりお客様が乗馬している事もあります。厩舎の方への車の進入は危険ですので絶対におやめください。
施設入り口の看板に新たに見学時間の表記を追加しました📝
時間遵守でお願いいたします🙇♂️
お車で見学に来られる方は厩舎の方への車の進入は禁止となっております
(コーンから先は一般車両進入不可)
引退名馬放牧地前の広場に、こちらの看板がございますので必ずこのエリアにお車を停めてご見学ください。
その他のルールに関しては過去の連載でマナーについてお話しさせていただいた回がありますのでお時間あればぜひ…。
たばこの吸い殻🚬ビールの空き缶🥫相次ぐ「牧場マナー違反」に困っています🤦♂️😓
という事で今回はこの辺で。
次回は明るい話題ができればと思います。
それでは!
乗馬課 太田👨🌾
(つづく)
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協力:うらかわ優駿ビレッジ AERU
文:太田 篤志
編集:平林 健一・椎葉 権成・片川 晴喜
著作:Creem Pan
コメントありがとうございます!
確かに文字の表記だけだと解釈の違いだったり、日本人以外の旅行者も増えてきているので映像などの方法もアリですよね。
馬産地全体で連携をもっととって、人馬にとって安心安全な馬産地になっていけたら嬉しいですね。
恐ろしい特殊メイクをした私…?(笑)
>禁止事項の動画にしてみてから見学、とすれば、
賛成👍❗️ 啓発ビデオは絶対あった方がいい。
制作費用をJRA( ☜ 馬産地の秩序維持はメリットがあるはず)が負担し、競走馬のふるさと案内所が発注してCreem Panが制作する、という形で実現できないでしょうか?
また、そのビデオをJRAのHPや各地の競馬場やウインズで視聴できるようにしてはどうでしょうか? (できればウマ娘さんたちのサイトでも)
「浅はかな観光客」と「不埒なヤカラ」役の登場人物たちがNG行為を一つ一つアクションで再現し、恐ろしい特殊メイクをした太田さんがすかさずダメ出しをする。続けて優しい女性スタッフが「なぜダメなのか」という簡潔な説明を付ける。(説明のところだけ5ヶ国語ぐらいの吹き替えかテロップ必要)
道内に住んでいればぜひ、傘をさす花見客とか下っ端のヤカラAとかに扮してボランティア出演したいところです。でも、実写ががむずかしければアニメでも可。
犬のしつけビデオみたいですが、そのレベルで教育しないと分別がつかない人も確かにいるでしょう。時間はかかるかもしれないけど啓発の効果はジワジワ出てくるはずです。
ただ、最も深刻な問題は無断侵入者ではないでしょうか。
そちらへの対策は自治体・警察とも連携して厳しいペナルティを伴うものとし、AERUのみならず馬産地全体で共通の規則を作るなど、馬のいる牧場と観光施設の関係者が一丸となって解決を図らなければいけないと思います。💪😠
AERUのみんな、浦河のみんな、が・ん・ば・れ❗️
いつも思うのですが、どの牧場、見学させてもらえる施設も皆さん、一様に文章の注意書きなのは何故かなと。車の免許更新時のビデオ視聴が義務付けられてるように、禁止事項の動画にしてみてから見学、とすれば、文章の勝手解釈や、日本語がわからない外国人、年齢問わず百聞は一見にしかず、だと思うのです。その方がアエルの皆さんにとっても見学者にとってもwin-winかと思うのですが。
>《馬には触れないでください。》
そのものズバリですよね。これ以上、何と言って注意すればいいんだ。
《さわるな危険⚠️☠️🈲》とか???
牧柵の外側にヒトよけの電柵を巡らすとか、有刺鉄線を張るとか、地雷を埋めるとか。。。。
大人が簡単に飛び越せないぐらいの幅の塹壕を掘って中に馬糞を敷き詰めておくとか。。。。
ルール破りのヤカラに腹が立つあまり、発想がどんどん危なくなって行きます。😡💢
8月1日までに駆け込み見学者が殺到して功労馬に触りまくる事態になりませんように!